GivingTreeの雑記帳 [はてな版]

seeking for my another sky─それは、この世界そのものだと気付いた

言霊:アラブの友人を涙させた慟哭の詞

叶わぬ想い

The grass was greener
The light was brighter
With friends surrounded
The nights of wonder

もっと緑が溢れていた。
光も満ち溢れていた。
気の合う仲間たちに囲まれ、
夜を謳歌したものだった。



この詞に込められた本当の意味はわからない。
実際は、まったく違う意味が込められているのかもしれない。
ただ、昔を振り返って懐かしんでいる情景は浮かんでくる。

ボストンでシリア人の友人がこれを聴きながら涙してたとき、
彼はおそらくこのように詞の意味を解釈してたんだろうな、
と今になって思った。その時代にも、パレスチナ問題は
依然としてあった。だが俺は当時は、その問題に関心がなかった。

その彼はいまもきっと同じ想いを抱えている。

レバノンの悲劇を止めさせようと、抗議署名の協力を求める
メールが届いた。俺は快く賛同した。

彼はいまも、そして今だからこそ、この詞を聴いて
また同じように涙するのだろう。

彼らが嫌悪する英米が生み出した音楽に
彼らは涙することができる。

俺たちは、果たしてどうだろうか。