GivingTreeの雑記帳 [はてな版]

seeking for my another sky─それは、この世界そのものだと気付いた

2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

戦争:紛争下で交流を続ける当事国のブロガーたち

紛争国のブロガーたちに垣間見るボーダーレスな連帯の可能性 仕事柄、IT系のメディアをいつも見てると思わぬ拾い物をする。 今回見つけた記事は、日本の四大紙や雑誌では決して扱われない内容だろう。 しかしITはそもそも、国際社会のボーダーレス化のけん引…

花火:夏 2006

夏の風物詩と日本の「心」 今年は晴天に恵まれて花火がいつにも増してくっきり。 涼しいなかで、絶好の花火日和を過ごせた^^ (だがザンネンながら花火の画質は肉眼とは程遠い結果に・・・)

言霊:世界一謙虚なチャンピオンの謙虚な言霊

常に負けに備える心構え KOするつもりでいくんだから、 KOされることも考えないとね。 相手倒すつもりでいくんだから、 自分が倒されると思わないのは卑怯でしょ? WBAスーパーフライ級 世界チャンピオン 名城信男 今日の報道ステーションの放送より …

主権:国家主権は派生概念である─Delrio

A state sovereignty is nothing but a derived subject: that is, derived from the people. States are born and evolve from the will of their peoples, a will not always listened to and respected, and sometimes not even solicited. 国家主権は派…

国防:(コメント)日本の安保破棄と兵器国産化について

tontonjo氏による、日本の安保破棄と兵器国産化に対するコメントを以下にまとめる。 文責はtontonjo氏にあるが、パラグラフごとの表題は議論の便宜上、GivingTreeが勝手につけたものである。 兵器国産化は共同開発から 軍事的な優位を考えるなら常の最新鋭兵…

温暖化:(資料)地球温暖化を取り巻く一連の事実

22日の日テレの『世界一受けたい授業』で、地球温暖化に関する貴重な考察と展望が得られたので、その内容を公式サイトから引用してまとめてみた。今回の講師は環境対策の専門家で工学博士でもある山本洋一先生。東京生産技術研究所教授で文部科学省科学官、…

国防:米軍需産業の増益に貢献する日本のMD導入

ハネウエル4-6月期は73%増益、通期1株利益予想を上方修正 売上高は、前年同期の70億3000万ドルから12%増の79億ドルとなった。航空宇宙部門は1%増、自動化・管理部門は16%増、特殊素材部門は58%増。一方、輸送システム部門は横ばいだった。個人消費…

(資料)中国情報局の論客・高井潔司北大教授のコラム集(06.07.26更新)

元読売論説委員の高井氏はプロフィールを一見すると外交や政治を専門とする学者ではないが、日中双方のメディア事情に詳しく、双方のメディア報道を読み解く姿勢で、まさに日中外交のいまを詳しく紐解いてくれる。現代中国政治に関するリアルな視点からの分…

政局:(自民総裁選)試される安倍総裁候補の国家代表としての資質

政経分離の対中関係提唱 安倍氏、政権構想を出版(共同) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060718-00000202-kyodo-pol 共同が挙げるキー・ポイント: ・小泉首相の靖国神社参拝の正当性に対する訴え ・対中国関係における「政経分離の原則」の徹底 ・集…

国連:国連安保理の北朝鮮非難決議全文(要旨)

米CNNが公開した、15日に全会一致で採択された国連安保理の北朝鮮非難決議(仮)のコア(非難部分)の全要旨は次のとおり。また、国連速報の翻訳については日本最速を誇る『国連情報誌SUN』が早くも全文翻訳を掲載した(流石!)ので紹介する。 国連安全保障…

国連:国連安保理の北朝鮮非難決議全文(原文-後半)

今回の決議のコアはこれ以降の箇所にある。内容は主の要約は次の投稿に記載する。 Acting under its special responsibility for the maintenance of international peace and security. 5 July 2006 local time; 1. Condemns the multiple launches by the …

国連:国連安保理の北朝鮮非難決議全文(原文-前半)

15日に採択された国連安保理の北朝鮮非難決議の全文を米CNNが初めて明らかにした。 決議の全文は、まだ国連安保理の公式サイトでも明らかにされていない。 したがってこの決議文が本文であるかは定かではない。 CNNもその旨断りを入れていないので注意が必要…

映画:トータル・フィアーズ(The Sum of All Fears)―2002年

最近、映画好きが嵩じて携帯DVDプレイヤー(こんなの)を買ってしまった。 ここまでくれば立派な映画好きだ。最初は、その映像クオリティを試すために 『Final Fantasy VII Advent Children』を観てみた。 8"ディスプレイながら美麗な全編CGの表現力に満足し…

唄:名曲『Russians』を替え歌で:『North Koreans』(Ver.2006 "Aso")

"North Koreans" words arranged and translated by GivingTree In Asia and America, there's a growing feeling of hysteria アジアからアメリカに至るまで、ますます緊張が高まっている Conditioned to respond to all the threats In the rhetorical spe…

言霊:冷戦の詞(コトバ)の遺産

滅亡に抗う魂の詞 There's no such thing as a winnable war It's a lie that we don't believe anymore 勝てる戦争などありはしない もうそんな嘘には騙されない from "Russians" by Sting 訳:GivingTree 冷戦という時代、80年代にスティングが書き上げた…

外交:具体論(後)常軌を逸した敵性国家に対する有効な備えとは─総括メモ

現状の総括:日本の外交的敗北は必至か 現状は刻一刻と変化しており、日本政府が打ち出した半年間の時限的経済制裁と安保理付託という方針のうち、経済制裁は時限措置なのでその限られた有効性は言わずもがなだが低い。一方で頼みの綱の安保理付託も、一筋縄…

外交:具体論(中)常軌を逸した敵性国家に対する有効な備えとは─総括メモ

誇るべき日本の真の平和外交の実践とは 積極的平和の最大の実践者が誰だったか。それは、専守防衛という困難なことを現場で実践してきたであろう自衛隊とその隊員の一人一人である。軍事にニアミスなど、アクシデントはつきものである。特に海底など見えない…

外交:具体論(前)常軌を逸した敵性国家に対する有効な備えとは─総括メモ

はじめに:常識の通用しない相手への心構え 善意によって成り立つ国家間の宣言を、関係国の圧力による制止を振りきってでも、軍事的な威嚇行為によって無効化するという、まさに常軌を逸した行動をとる北朝鮮。あらゆるルールを度外視して自らの要求のみを突…

外交:(完)常軌を逸した敵性国家に対する有効な備えとは─総括メモ

世界に誇れる「日本スタンダード」 先進国・日本が世界に誇れる「日本スタンダード」は、その徹底的な平和主義にある。「一歩退いて相手を立てる」という美徳。「負けるが勝ち」という美徳。「何事も丸く収めようとする」美徳。これらの美徳は、近年、日本人…

外交:(後編)常軌を逸した敵性国家に対する有効な備えとは─総括メモ

「宣戦布告」した北とどう渡り合うか じわじわと地道に北を追い詰めていたはずが、北の読み違えのミサイル発射を逆手に、国際社会は一気に北を叩く機会を得た。日本もこの件のハンドリングの結果如何によっては国際社会から高い評価を得、国際安全保障に関わ…

外交:(中編)常軌を逸した敵性国家に対する有効な備えとは─総括メモ

北に全面対決の覚悟はあるのか 日米両国による多角的な外交交渉、さらに中国の制止による説得にも関わらず、北朝鮮はミサイルを連発した。一体何のためなのだろうか。日米安保を試すため、アメリカの本音を試すため、というのが俺の持論だったが、メディアや…

外交:(前編)常軌を逸した敵性国家に対する有効な備えとは─総括メモ

平壌宣言破棄の意図は何か ミサイル発射に絡む北の一連の行動はおよそ常軌を逸している。聞けば、中国は事前に発射中止の申し入れを行って制止していたという。だがそれでも北は制止を無視して発射した。 平壌モラトリアムで北が発射凍結を求められたのは長…

外交:北朝鮮問題で関係諸国が望むこと─北のゆるやかな崩壊(メモ)

北の現政権が崩壊したとして、その受け皿となる暫定自治政府が健在でないと、崩壊した後の責任をとりきれない。報復に北の軍が正常な判断を失って核を使う可能性も懸念される。 また韓国経済ひいては自国経済への影響も懸念されるため、米国としては崩壊を望…

外交:北は必ずしも軍事的脅威ではない(メモ)

心理的脅威と軍事的脅威は違う。 北が日本国民にとって心理的脅威となっている背景には、拉致から始まった民放各社によるワイドショー的な報道による影響が大きいだろう。連日、北はこういう国だ、異常な国だ、犯罪国家だ、女性はこうだ、子供はこうだ、と断…

外交:北のミサイル発射に絡む日本の対応を韓国が批判した理由(メモ)

国内新聞各紙の引用 (読売)日本のミサイル対応は「大騒ぎ」…韓国大統領府が批判 ・「日本のように明け方から大騒ぎしなければならない理由はない」 ・「テポドン発射の可能性は周知の事実だった」 ・非常態勢を発令しなかったのは、ミサイルが「特定のだれ…

外交:北のミサイル発射に絡む日本政府の思惑(メモ)

改憲や防衛庁の省昇格は目前にある問題の解決のためではない。 改憲や再軍備は、北に対抗するためのものでもない。 今回の事件で北が日本をまったく度外視しているように、 日本側も防衛問題として北にその焦点を当てているのではない。 すべて、ただ、そう…

外交:北のミサイル発射に絡む各国の思惑(メモ)

今回のミサイル発射には関係国の思惑がそれぞれ働いている。 北朝鮮 目的:日米安保と北との約束を天秤にかけてアメリカの本音を検証すること (1)各種ミサイルを発射し段階的に脅威を上げることでアメリカの初動体制を見極めた (2)ミサイル発射の事実が…

特別コラム:(後編)引退を表明した中田に捧ぐ

中田が、偉大な童話作家にして冒険家のクリスチャン・アンデルセンの言葉をタイトルに使い、なぜ自分の言葉を綴らなかったのか、その意図は不明だ。だが俺は、違和感を覚えた。 29にして1つの旅を終えたと宣言できるのは、彼なりに20年間という月日を1つのこ…

特別コラム:(前編)引退を表明した中田に捧ぐ

“いかに厳しい状況に自分を置き続けることができるかだと思うんです” こう言っていた中田が、自身のオフィシャルサイトで引退を表明した。 以下は、公式ホームページ主催者から、転載許諾の経緯を経たそのメールの全文。(ここでも全文閲覧可能) (又転載は…

映画:愛についてのキンゼイ・レポート(KINSEY)―2004年

劇場で観るにはちょっと勇気が要った「キンゼイ・レポート」をやっと、恋人と一緒に観ることができた。彼女は、一部の映像にさすがにastound (仰天)させられていたようであり、目を背けてしまうことすらあった。だが俺は違うことを感じていた。 半世紀も前…