GivingTreeの雑記帳 [はてな版]

seeking for my another sky─それは、この世界そのものだと気付いた

特別:NHKアンケートに答えて書いた独自の改憲観

憲法九条改正に関するNHKの終戦の日特別記念番組『日本のこれから~考えてみませんか憲法九条』の誌上アンケートに答え、自分なりの改憲観をざっと述べてみた。

改憲問題の焦点となる、自衛隊の認定問題や集団的自衛権日米安保などの問題にはまったく触れないで、敢えて一人の日本人として九条をどう捉えるかを論じてみた。以下、特別に公開してみる。

憲法九条は日本が世界に誇るべき平和理念を具現化したものです。その背景には、ポツダム宣言の受諾のための立法措置であるという国際公約性がありますが、それ以上に、憲法九条は日本人の発案から生まれたものであるという史実があります。

戦争放棄を謳った憲法九条は、当時の日本の為政者の理想を具体化したものでした。それが、GHQや極東委員会の中で揉まれても、形を残し続けたのです。そうして生まれた憲法九条は、日本固有の財産であり、日本が生み出した新しい価値を恒久のものとするための一つの布石です。

日本はこの尊い価値を手放すべきではありません。憲法自体の改正の是非は、もはや国民一人一人に委ねられていますが、憲法九条だけは、日本国民共有の財産として、存続させるべきものと信じます。