GivingTreeの雑記帳 [はてな版]

seeking for my another sky─それは、この世界そのものだと気付いた

言霊:“同類”の考え方

平和は観念じゃない。
武力に頼らない状況をどう作るかという、
地に足のついた具体的なプロセスなんです。

国際政治学者・藤原帰一
朝日新聞WEEKLYアエラ
2006年6月5日号(No.27)より



 今週のアエラの表紙を飾ったのは、1日に一本は映画を見るという大の映画好きで、リアリストで、「絶対平和主義」にもくみしない、俺と同じ6年の月日をアメリカで暮らしたことがある国際政治学者。

「日本では米国人、米国では日本人の目でものを見る」

という、俺にとっては“同類”といえる存在。彼の「どっちの文化にも属せない。それがつらいところ」という言葉に、同様のバックグラウンドを持つ異邦人として深い共鳴をおぼえた。
 しかし、何よりも共鳴したのは、彼にとっての平和主義の位置づけ。こんな人が、国際政治学研究の第一線にいるんだ・・・。なんか、安心感を憶えた。