GivingTreeの雑記帳 [はてな版]

seeking for my another sky─それは、この世界そのものだと気付いた

詩:最後の追悼のことば

黒田さんへ

慌しい一日の中で 貴方の存在が
忘れられるようになりました

今日この日を迎えても
苦しくなくなりました

人はこうして 悲しみが癒えれば
また強くなって 前に進めるんですね

でも毎年この日が近づくと
身の回りが慌しくなり
また節目となる日が近づいて
貴方のことを思い出すんです

貴方はいつもそこにいるんですね
いつでも 貴方を思い出せるんですね

なら 貴方のことを忘れないように
努力しなくても もう大丈夫ですね

貴方の存在を忘れても
貴方はいつもそこにいるんですから

貴方を喪った悲しみを忘れても
貴方から得たものは そこにあるんですから

慌しい一日の中で 貴方のことを
忘れられるようになりました

今日この日を迎えても
大丈夫になりました

俺はこうして 悲しみが癒えれば
また強くなって 前に進めるんですね

もう来年この日が近づいても
身の回りが慌しくなっても
また節目となる日が近づいても
貴方のことは思い出さないでしょう

だって 貴方はいつもそこにいるんだから