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国連:国連安保理の北朝鮮非難決議全文(要旨)

米CNNが公開した、15日に全会一致で採択された国連安保理北朝鮮非難決議(仮)のコア(非難部分)の全要旨は次のとおり。また、国連速報の翻訳については日本最速を誇る『国連情報誌SUN』が早くも全文翻訳を掲載した(流石!)ので紹介する。

国連安全保障理事会は、国際平和と秩序を維持するその特別の責任に基づき、次のように決議する。

(1)北朝鮮に対し、2006年7月5日行われたミサイル発射を「非難」する。
(2)北朝鮮に対し、全てのミサイル開発プログラム凍結し、これに関連して既存のモラトリアムに関する協定の継続的な実施を「要求」する。
(3)全加盟国に対し、ミサイル関連物資、技術、部品等の北朝鮮への流入阻止を「要請」する。
(4)全加盟国に対し、
   1. ミサイル関連物資、技術、部品等の北朝鮮からの調達阻止を「要請」する。
   2. ミサイルまたは大量破壊兵器の開発に関連する北朝鮮との金融取引の阻止を「要請」する。
(5)特に北朝鮮に対し、これ以上事態を悪化させる行動を起こすことについて自制と抑制を求め、朝鮮半島非核化の約束に対する政治的および外交的努力を継続することを求めることを「強調」する。
(6)北朝鮮に対し、
   1. 2005年9月の共同宣言の迅速な実施、
   2.特に全ての核開発プログラムの放棄、
   3. NPT(核不拡散条約)への早々の復帰、
   4. IAEA国際原子力機関)の安全基準を満足できるよう、
6者協議への無条件復帰を強く「要請」する。
(7)6者協議に対し、
   1. 協議の早期再開を求める声を「支持」する。
   2. 協議の全参加者に2005年9月の共同宣言の完全実施を「勧告」する、
(8)この問題に引き続き積極的に取り組むことを「決定」する。
要訳・文責:GivingTree