#アジア情勢
「ホットドッグ外交」という言葉をご存じだろうか。 二次大戦での英参戦前夜、英国王ジョージ6世は王妃エリザベス1世とともに密かに米ルーズベルト大統領の私邸を訪れた。英国王として初めての訪米だ。この異例の訪問には明確な目的ー国運を懸けた使命があっ…
在日米軍再編見直し ~玄葉外相に問う~(後編) (前編からの続き) 辺野古移設にこだわる理由 国谷 アメリカの安全保障戦略を見ていますと、世界情勢の変化に対してひじょうに柔軟に、流動的に対応する。今回の中身を見ましても、太平洋諸国にローテーショ…
在日米軍再編見直し ~玄葉外相に問う~(前編) 20日放送の『クローズアップ現代』より ※番組のこれまでの軌跡 テーマ紹介 国谷キャスター こんばんは、『クローズアップ現代』です。 日本の国土の0.6%にアメリカ軍基地の74%が集中する沖縄にとって…
http://peaceyawata.web.fc2.com/motoyasubashi.jpg 画像:八幡市非核平和都市推進協議会サイトより 対北朝鮮外交・非核に関わるコラム・分析・総括・資料のまとめ メモ [06年7月]北のミサイル発射に絡む各国の思惑 [06年7月]北のミサイル発射に絡む日本政府…
世間の議論は問題をフクザツにしている?カンタンな解はあるのか 「感想編」では、個別解を展開した宮本さんの論に対する感想をまとまりなく述べてみた。 ではこれらの感想を短くまとめてみるとどうなるか。総論の中身が見えてくると思う。 まずは毎度、宮本…
世間の議論は問題をフクザツにしている?カンタンな解はあるのか やや、時間をおいてしまったが「回答編」に対する感想を述べようと思う。 事態は、被疑者であった海上保安官の逮捕の可能性がなくなり、検察側が刑事責任を問うほどの業務上過失が認められな…
世間の議論は問題をフクザツにしている?カンタンな解はあるのか 最近、ツイッター上で、ある呟きが目に止まった。 尖閣ビデオ問題も「わざわざ」問題を複雑にして論じているものが多い、(1)ビデオ自体の公開の是非と政府の対応(2)「秘密」では無いといえ漏…
なぜ「義憤の勇士」といわれる“sengoku38”は 法の名の下に裁かれなければならないか 『尖閣ビデオ流出に対する評価が示す大衆心理に敢えて物申す』の続き 先進国という責任ある立場にある国民が、超法規的な「裁き」を是とするようであってはならない。時代…
英雄的行為か犯罪行為か 大勢は告発行為を支持 尖閣諸島沖での中国漁船による海保巡視艇への体当たりの模様を記録した海保所有のビデオの動画がグーグルのYouTubeサイトに流出投稿された話題でどこも持ちきりだ。海外メディアでも話題をさらっている。 世論…
2007.2.15号の中国特集を組んだ『クーリエ・ジャポン』誌に、シンガポールのストレーツ・タイムズの翻訳記事として『世論調査で一目瞭然 アジア諸国が見た日中関係「悪いのはニッポン」』という記事が掲載されている。 その小見出しには、こう書いてあった。…
外交の真髄の錯誤 外交とは双方に都合の良い 2つの解釈が許されるような 合意を作ることである。 フリー・ジャーナリスト 田中宇氏 田中宇の国際ニュース解説(2008年6月1日) 「自衛隊機中国派遣中止を解読する」より 言霊として響きはしたのだが、違和感も…
以下は、米下院で審議中の日本の戦時中の慰安婦の扱いにまつわる性犯罪について政府に公式な謝罪を求める下院決議HR110-121(国内外メディアの報道)に関し、アジア(バングラデシュ)の同志からコメントを求められて、決議文全文を読んだのちにコメントを返…
15日の時事によると中国共産党機関紙である人民日報(海外版)は 「大国の責任を果たすには軍事力を含む相応の力量が必要」 だとして、先の衛星爆破事件などに絡む軍備増強への批判に反論する論評を掲載したらしい。 時事は、「中国脅威論が高まったことを意…
国際司法共助体制の確立で出遅れる日本、これではテロとも戦えない 韓国のYONHAPニュースによると、韓国の金成浩(キム・ソンホ)法務部長官は、ベルギーと刑事司法共助条約を調印する運びになった。韓国はこれで22カ国と同協定を結んだことになり、ベルギー…
以下は、トラバ先のWorldforumさんに宛てるものです。 Japan accepts the judgments of the International Military Tribunal for the Far East and of other Allied War Crimes Courts both within and outside Japan, and will carry out the sentences im…
?b>マレーシア:『Japan's Abe pledges bold diplomacy, growth, reform』 (大胆な外交、成長と改革を約束する安倍氏) 『the star online』紙(2006年9月8日)より "Abe, now serving as chief cabinet secretary, said leaders' summits were needed to r…
「戦犯に敬意を表する行為は道徳的に破綻している」 ``Paying one's respect to war criminals is morally bankrupt and unworthy of a great nation such as Japan,'' Tom Lantos, the ranking Democrat on the committee, said according to a transcript.…
集約された問題を更に絞り込んで、争点となって問題が交差するポイントに 敢えて 単純化(デフォルメ)して集約してみる。これは、「すべての問題に対する完璧な解決策を探り出すこと」ではなく、「大まかにまんべんなく全関係者が問題と考えることに対する…
小泉政権になってから長く、靖国問題は議論されてきた。世論は真っ二つというほどではなくても、専門家の間では小泉首相の靖国神社参拝をあくまで内政問題として捉える派と、アジア外交への影響を無視してはならないとする外交問題派との間で賛否両論が交わ…
元読売論説委員の高井氏はプロフィールを一見すると外交や政治を専門とする学者ではないが、日中双方のメディア事情に詳しく、双方のメディア報道を読み解く姿勢で、まさに日中外交のいまを詳しく紐解いてくれる。現代中国政治に関するリアルな視点からの分…
米CNNが公開した、15日に全会一致で採択された国連安保理の北朝鮮非難決議(仮)のコア(非難部分)の全要旨は次のとおり。また、国連速報の翻訳については日本最速を誇る『国連情報誌SUN』が早くも全文翻訳を掲載した(流石!)ので紹介する。 国連安全保障…
今回の決議のコアはこれ以降の箇所にある。内容は主の要約は次の投稿に記載する。 Acting under its special responsibility for the maintenance of international peace and security. 5 July 2006 local time; 1. Condemns the multiple launches by the …
15日に採択された国連安保理の北朝鮮非難決議の全文を米CNNが初めて明らかにした。 決議の全文は、まだ国連安保理の公式サイトでも明らかにされていない。 したがってこの決議文が本文であるかは定かではない。 CNNもその旨断りを入れていないので注意が必要…
現状の総括:日本の外交的敗北は必至か 現状は刻一刻と変化しており、日本政府が打ち出した半年間の時限的経済制裁と安保理付託という方針のうち、経済制裁は時限措置なのでその限られた有効性は言わずもがなだが低い。一方で頼みの綱の安保理付託も、一筋縄…
誇るべき日本の真の平和外交の実践とは 積極的平和の最大の実践者が誰だったか。それは、専守防衛という困難なことを現場で実践してきたであろう自衛隊とその隊員の一人一人である。軍事にニアミスなど、アクシデントはつきものである。特に海底など見えない…
はじめに:常識の通用しない相手への心構え 善意によって成り立つ国家間の宣言を、関係国の圧力による制止を振りきってでも、軍事的な威嚇行為によって無効化するという、まさに常軌を逸した行動をとる北朝鮮。あらゆるルールを度外視して自らの要求のみを突…
世界に誇れる「日本スタンダード」 先進国・日本が世界に誇れる「日本スタンダード」は、その徹底的な平和主義にある。「一歩退いて相手を立てる」という美徳。「負けるが勝ち」という美徳。「何事も丸く収めようとする」美徳。これらの美徳は、近年、日本人…
「宣戦布告」した北とどう渡り合うか じわじわと地道に北を追い詰めていたはずが、北の読み違えのミサイル発射を逆手に、国際社会は一気に北を叩く機会を得た。日本もこの件のハンドリングの結果如何によっては国際社会から高い評価を得、国際安全保障に関わ…
北に全面対決の覚悟はあるのか 日米両国による多角的な外交交渉、さらに中国の制止による説得にも関わらず、北朝鮮はミサイルを連発した。一体何のためなのだろうか。日米安保を試すため、アメリカの本音を試すため、というのが俺の持論だったが、メディアや…
平壌宣言破棄の意図は何か ミサイル発射に絡む北の一連の行動はおよそ常軌を逸している。聞けば、中国は事前に発射中止の申し入れを行って制止していたという。だがそれでも北は制止を無視して発射した。 平壌モラトリアムで北が発射凍結を求められたのは長…