温暖化:(資料)地球温暖化を取り巻く一連の事実
22日の日テレの『世界一受けたい授業』で、地球温暖化に関する貴重な考察と展望が得られたので、その内容を公式サイトから引用してまとめてみた。今回の講師は環境対策の専門家で工学博士でもある山本洋一先生。東京生産技術研究所教授で文部科学省科学官、科学技術庁エコマテリアルプロジェクト研究会名誉会長、グリーン購入ネットワーク名誉代表など、多くの要職を兼務している。(「今回の先生」より引用)
これまで常識とされたことも含めて、地球温暖化を取り巻く一連の具体的な事実'や新事実、そして将来的な展望などを、番組公式サイトから引用して復習してみる。
Q:2004年に0.8℃気温上昇した結果起きた事とは?
A:サンゴが白くなってしまいました。
海水の温度上昇を察知すると、体内で栄養分を作っている藻を追い出します。 栄養分を失ったサンゴは、白くなり最後は死滅してしまいます。 その結果、サンゴを食べる魚まで住みかを失います。 すでに沖縄の海でも被害が広がり、50年後には全世界のサンゴが 壊滅すると言われています。 |
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Q:地球の平均気温が+1.5℃になるのはいつ?
A:2016年に+1.5℃を突破します。その結果、水不足で苦しむ人が
世界中で急増します。地面や海面から蒸発する水が増え、 大気はバランスを崩し、雨の降り方が変わってしまいます。 大雨になる場所もあれば、極端に雨が降らず、 干ばつになる場所も増え、水不足が深刻化します。 水不足で苦しむ人は、数十億人に上ると予想されています。 |
memo:2016年には+1.5℃を突破。水不足が深刻化し死亡者が数十億人に
Q:2016年、地球の平均気温が1.5℃上昇したらどうなる? |
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Q:壊滅的な影響を受ける平均気温+2℃を超えるのは?
A:2028年です。
南極の氷も溶け出し、海面が上昇します。 更に、海面が温められ、体積が増え、その結果、約50cmの 海面上昇が予測されています。 世界中の沿岸部では、高潮や洪水被害が急増、2600万人が被害を受け、住む場所を失うと言われています。 |
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Q:地球の平均気温が+2℃を突破したら? |
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Q:穀物不足で食糧難になる可能性が一番高い国は? |
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Q:地球温暖化の危機を回避する方法とは?
A:我々の'生活の仕方を環境にいいものに変える事です。
例えば、風力発電や太陽光発電などのクリーンなエネルギーの導入、 または、省エネの家電や、ハイブリッド式の車など、 環境負荷のより少ないものを購入する、グリーン購入を率先して 行うことが非常に重要です。 更に、皆さんが簡単に出来る事は環境に優しいモノ、 エコプロダクツを生活に取り入れる事です。携帯電話の部品を再利用して作られ、 紙に穴を開けて留める針を使わないホチキスや、 撥水加工を施した紙を使用しているので、水が漏れないため発砲スチロールの 代替品として注目されている超撥水性ダンボールなどです。 また、何度でも再利用できるプリンター用紙も登場しています。 印刷された文字が熱で消えるので少なくとも1000回以上の再利用が可能です。 普通の紙に比べて1000回のコピーで計算すると炭酸ガスの放出量が 6kgも少なくなります。 |
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Q:エコプロダクツを買うと、地球温暖化は食い止められるのか?
A:エコプロダクツを社会に普及させれば、社会全体から出ている、
環境負荷が減少します。 気温上昇+2℃というのは、人類が超えてはならない一線を具体的に 示した数字と言われています。 この未来予測は、決して動かせない運命ではなく、 我々が運命を選び取る事が出来るのです。 しかし、そのためには、我々の努力が必要なのです。 皆さんの力で、未来を変えていきましょう。 |
『世界一受けたい授業』公式サイトより
参考統計 2007年7月時点での地球温暖化に関する意識調査
質問:あなたは温暖化に危機感を感じますか?
http://i.yimg.jp/i/topics/clickresearch/straight_blogparts.swf?poll_id=1040&typeflag=1Last Updated: 2007.08.01