GivingTreeの雑記帳 [はてな版]

seeking for my another sky─それは、この世界そのものだと気付いた

国防:(コメント)日本の安保破棄と兵器国産化について

tontonjo氏による、日本の安保破棄と兵器国産化に対するコメントを以下にまとめる。
文責はtontonjo氏にあるが、パラグラフごとの表題は議論の便宜上、GivingTreeが勝手につけたものである。

兵器国産化は共同開発から
軍事的な優位を考えるなら常の最新鋭兵器導入は必要でしょうね。近代戦は数よりも質ですから。得に日本は島国なので、数では計れない海戦力・空戦力で防衛の優位は担保される。日本が全く米国から離れるにしてもF22開発でも言われていたように兵器の開発費用が高騰する中では共同開発の道は残さなければならないでしょうね。
そもそもアメリカの兵器は価格が高いですから。F22で150億円超だと言われている。アメリカで配備される奴は80億円程度らしいけどね。国産が優位かと言われれば疑問だな半国産のF2で開発費3270億円、機体価格120億円超なんだよね。安価なF16ベースでこれだものな。ロシアのSU27・SU35・SU37に対抗し得る戦闘機を開発するとなると更に多額の費用が必要だろうな。

安保破棄は現実的ではない
安保破棄についてですけども。法的にも外交面でも経済面でも安全保証面でも今すぐは無理でしょう。しかし、日本の未来を決めるのは法でも外交でも経済でもなく日本国民でしょうから。まず日本国民が望む方向性を見極めることでしょうね。まあ、時の政府の操作もあるかもしれませんが。それでも、ある程度民意は反映されるはずです。日本の未来での国際社会での影響力を考えるなら国際情勢に合わせるではなく国際情勢を日本の目指すもの変化させると言うスタンスは必要だと思います。そして徐々に調製して行くべきでしょう。

日本の安全保障のビジョンとは
日米安全保証に関して言えば、日本の目指すものは極東アジア地域に置ける日本の安全保証強化または維持のみなのか。それとも米軍再編などで明らかになった最近の動向が示すような日米安全保証を拡大させアメリカの正義を世界に知らしめるための共同行動を可能にして行くのか。又は、それらとは全く別に日本のあらゆる意味での自主判断を可能にすることを目指すのか。ets・・・。
確かに、情勢を見て判断するのが大前提ですが。その場しのぎの方策は止め、幾つもある選択肢の1つを選び、長期的展望で調製して行かなければならないのではないでしょうか。戦後60年でこの状態です。更に60年後はどうでしょう。日本はこれだけの経済大国だ日本の目標の付け方が世界情勢に大きく影響するでしょう。その変化の先に安保破棄と言う結果が含まれていてもおかしくない。

今後の日本の外交のあるべき姿
対話の中で問題点を指摘する。これは日本の未来のため好ましいことだと思います。指摘を改善できれば実現できると言うことですから。まあ、実際は、他にも問題点が浮上したりして、そう簡単には行かないでしょうけれども。何にしても安保破棄などは明日にでも適応できる類のものではない。目標は目標で持ち、それにはどうすれば良いのか考察して行く類のものだと思います。
可能性の高さと言うものはあるでしょうが、未来は不確定要素を極めて多く含むものだから完全否定などできはしません。調製の中で、あるものは可能性を高くして、あるものは可能性を低くして行けば良いのだと思います。

※これに対する回答はまたのちほど。