戦後:従軍慰安婦問題に関する米議会の動きを追った報道(※随時更新)
今月に入ってから、米国議会の下院議員 マイク・ホンダ氏を筆頭に、戦時中の旧日本軍による従軍慰安婦(参考:※但し資料としては中立性に問題ありとの指摘あり)の扱いの問題が再燃して国内外のメディアの注目を集めている。この件について、日本では速報扱いがほとんどで詳細な報道があまりなされていない。かといって、被害当事国の韓国側や中国側のメディアでは事実の誇張が目立つ。そこで、日・中・朝(朝鮮系)・米・その他の国(英語圏)のこの1カ月の報道を一箇所に日にち順に集めて、それらを材料にこの問題が国際社会にどう捉えられているかを冷静に見つめてみたい。
日本語報道(日・中・朝)
国内メディア- 2日、米下院、慰安婦決議案を再提出 安倍首相訪問前の採択狙う(産経新聞)
- 9日、慰安婦決議案可決に自信 議長も支持と米日系議員(熊本日日新聞)
- 9日、「慰安婦」対日非難決議阻止へ 米に議員団派遣(産経新聞)
- 14日、慰安婦決議案の採択阻止目指す=謝罪要求は「蒸し返し」-加藤駐米大使(時事通信)
- 15日、従軍慰安婦問題、下院決議案に反対…駐米大使が書簡(読売新聞)
- 16日、米下院小委 元従軍慰安婦3人が初めて証言(日本テレビ)
- 16日、元慰安婦、日本に謝罪要求=決議案審議で公聴会-米下院小委(時事通信)
- 16日、謝罪要求の決議案可決を/元慰安婦、米公聴会で証言(共同通信)
- 17日、元「慰安婦」3人が米国で証言 日本に謝罪要求(朝日新聞)
- 20日、従軍慰安婦決議に危機感 政府、首相訪米控え(中国新聞)
- 21日、【主張】慰安婦決議案 正しい事実関係で反論を(産経新聞)
朝鮮系メディア
- 1日、日本を糾弾する日系米国人の政治家 マイケル・ホンダ氏(東亜日報)
- 1日、従軍慰安婦決議案、米下院通過の可能性も(中央日報)
- 9日、謝罪に手遅れはない (東亜日報)
- 9日、日本の従軍慰安婦に連行されたオランダ人女性が証人に(中央日報)
- 16日、「ありがとう、米国議員の皆様」 (東亜日報)
- 16日、米議会で初の‘慰安婦聴聞会’…韓国・オランダ人女性3人が証言(中央日報)
- 17日、慰安婦:米下院公聴会、一部の傍聴者は涙(朝鮮日報)
- 17日、【社説】米下院慰安婦聴聞会、日本は恥ずかしくないのか(東亜日報)
- 20日、慰安婦:麻生外相「決議案は客観的事実を基にしていない」(朝鮮日報)
国外報道(英語圏)
米国系メディア- 15日、Honda supports Japan apology bill〔ホンダ議員、謝罪決議案を支持〕─(アジア系アメリカン通信)
- 15日、At U.S. hearing, WW2 sex slaves spurn Japan apologies〔大戦中の性奴隷経験者、米公聴会で日本の謝罪をはねつける〕─(ボストングローブ)
- 15日、 Women’Resolution Could Harm Japan-U.S. Ties, Ambassador Says〔慰安婦謝罪決議は日米関係を損ねる恐れがある、加藤駐米大使〕─(共同:日米タイムズウィークリー)
- 19日、New U.S. Resolution Forces Japan To Apologize And Compensate For Sex Slaves During WWII〔米議会、二次大戦中の性奴隷に補償と謝罪を求める新たな決議を検討〕─(All Headline News)
- 19日、Japan anger over 'sex slave' bill〔日本、「性奴隷」謝罪法案に怒りを顕わにする〕─(ロイター経由CNN)
- 19日、Japan condemns US sex slave bill〔日本、米議会の性奴隷法案を非難〕─(AFP経由ABC)
- 13日、Australian comfort woman seeks apology〔慰安婦問題、豪被害者も謝罪求める〕─(豪、News.com.au)
- 16日、Feature: War never ends for "comfort women"〔特集:“慰安婦”たちの戦争は終わっていない〕─(中、新華社通信)
- 16日、[World War II sex slaves seek resolution for Japanese apology〔戦時性奴隷経験者ら、日本の謝罪を求める決議の採択を目指す〕─(ジャカルタポスト)]─既にデッドリンク
- 17日、Japan must say sorry, women tell Congress〔「日本は謝らなければならない」被害者らが米議会で証言〕─(豪、the age)
- 19日、Japan anger at US sex slave bill〔日本、性奴隷法案に怒りを顕わに〕─(英、BBC)