平和:(語録)NHKプロジェクトJAPANゲスト語録(3)
ジョージ・シュルツ元国務長官
「世界では今、核兵器保有国の数が少しずつ増えています。これは、ますます多くの核物質が存在していることを示しています。テロリストと呼ばれる人々が、核物質を手に入れる可能性が増大していることを意味しているのです。ですから、核兵器の拡散が進めば進むほど、核爆弾がどこかの街、どこかの場所で爆発する危険性が高まっているのです。その時私たちは、『こんなことが起きる前にどうして手を打たなかったのか』と思うはずです。ですから、私たちは、こんなものは棄ててしまおうと言っているのです」 「核兵器のない世界を実現する取組みに日本が参加することはとても重要です。これは、核兵器を持とうと思えば技術的に出来たのに、そうしなかった日本の長年の選択と一致します」 「勿論、日本はアメリカの『核の傘』に入っています。核の傘がなかったら、日本の姿勢は違っていたかもしれません。しかし、核兵器の脅威がある限り、『核の傘』をなくしたいと言い出せません。ですから、世界中の核兵器をゼロにする方法を目指すことが大切です」(NHK吹き替えより)