GivingTreeの雑記帳 [はてな版]

seeking for my another sky─それは、この世界そのものだと気付いた

映画:スラムドッグ・ミリオネア(2009年)

イメージ 1

この映画がオスカーを
総なめにしたのは
決して偶然ではない
世界の人々が
理解を備えた

受賞は
その証

スラムドッグ・ミリオネアー行きでもみたいと思っていたが、シリアス作品は帰りにとっておいた。『勇午』でインドのカースト制度についてはだいぶ知ったつもりになっていたが、イン ド発のこの映画に描かれている凄惨な事実は、想像を越えていた。同時に、CICCの活動を通じて知り合ったインドの人たちは、すべて上級カーストの、一定 以上の生活を約束された人なのだとわかる。実はこの問題を、彼女らに追求したことはない。この問題を持ち出すのはタブーだと思っているからだ。いつか、聞いてみたいと思う。
インドが、この問題を解決しないで、先進国と肩をならべる大国になれるなら、先進国の概念が変わる。しかしそれこそが、他文化の融合で あり、融和なのかもしれない。そうした文化統合・溶融を繰り返して、世界は一つになるのだろうか。新興国インドのこの映画が今年度のオスカーを総なめにしたことは、世界の人々の意識の変化を物語っているのかもしれない。
2009.04.19のYahoo!プロフィールの日記より