外交：北のミサイル発射に絡む各国の思惑（メモ）

今回のミサイル発射には関係国の思惑がそれぞれ働いている。

北朝鮮

目的：日米安保と北との約束を天秤にかけてアメリカの本音を検証すること

（1）各種ミサイルを発射し段階的に脅威を上げることでアメリカの初動体制を見極めた
（2）ミサイル発射の事実が日本で最も周知されやすいサッカーＷ杯の試合の時間帯を狙った
（3）日米それぞれの領海へのミサイル発射を試みることで、日米の連携とミサイル防衛能力の実際を測った

アメリカ

目的：北の脅威と初動の意図的な遅れを演出することで日本の世論を操作すること

（1）独立記念日という合衆国の国家行事を選んでミサイル発射を行った北の意図を読み、迎撃・報復攻撃を控え、北との約束を守るそぶりを見せる
（2）北の選んだ時間帯の狙いを読み当て、日本の世論操作のために初動の遅れを浮かび上がらせ現行の初動体制の限界を演出した
（3）安保理で制裁の言質をとり中国も制裁に賛同させるために北の動きを察知しつつあえて見過ごした

日本

目的：初動の遅れをメディアに取り上げさせ初動体制の変革を支持する世論を形成すること

（1）北の選んだ時間帯の狙いに乗り、世論操作のために初動の遅れを浮かび上がらせ現行の初動体制の限界を演出
（2）初動体制の限界が文民側にあり防衛庁主導であれば対応できたことを暗示
（3）次の臨時国会で防衛省昇格法案を可決に導く

日本とアメリカは勿論一枚岩。

最終的な目的は、防衛省の昇格と憲法改正の機運を高め憲法改正の素地を作ること

こんなシナリオが存在するとしたら、それをを書いたのは誰だろう。

○最新状況（ウィキペディア）
○最新状況（個人分析者）
○世界の通信社リンク（参考）