資料:米特別軍事法廷設置法成立の背景情報
賛成・反対派の発言
賛成派
Mitch McConnell与党院内幹事(共・ケンタッキー) 「この法案の通過は、我が国が戦時下にあることを示している。我々は、不正取引や現行強盗を未然に防ぐために法的処置を発動しているのではない。我々は、我が国の市民を殺害し、経済を混乱に陥れ、我々が重んじる自由と民主主義という価値を失墜させようとする過激主義者と戦争を戦っているのである」 |
Lindsey Graham(共・サウスカロライナ)─元米空軍法務関係者 「投票を終えて、今夜は安心して眠れそうな気がする。人をどう扱うべきかに関する私の倫理基準は正しいと思う」
Robert Menendez(民・ニュージャージー) 「拘留者たちが依然として米国に戦争を挑んでいるテロリストたちであることを忘れてはならない。したがって、我が国の国家安全上、彼らが軍事法廷で公平かつ信頼できる方法で裁かれることが望ましい。この法案がそれを可能にするのである」
反対派
Harry Reid野党院内幹事(民・ネバダ) 「現政権や共和党議会の国家安全対策は強力だったが、賢くはなかった。合衆国市民は、そのツケを払わされている。合衆国憲法の考案者たちは、チェック&バランス(抑制と均衡)の必要性を理解していた。しかし、この法案はそれを捨て去るものだ」 |
Hillary Rodham Clinton(民・ニューヨーク)─元大統領夫人で次期大統領候補 「民主党員であれ共和党員であれ、テロリストを捕獲し、収容し、裁き、罰するべきという点については異論はないはずだ。911を実行した者や、人道に対する罪を犯した者に慈悲はいらない。しかし私は、我が国の安全を保つためには、その過程で我々の信じる価値を固持し、模範として堂々と出来る振る舞いを心するべきであって、恥ずべき振る舞いは慎むべきではないかと考える」